◆横山大河 個展 「借形庭園」◆
会期 | 2015年12月4日(火)〜12月15日(日) 12:00-19:00 |
※水・木休廊 | |
※金曜日は20:00まで | |
会場 | ブックギャラリーポポタム |
目白にある本屋さんとギャラリーが合体したお店「ブックギャラリーポポタム」での個展です。
併設されているギャラリーはほぼホワイトキューブという環境でした。
そのような場所での展示は初めてでしたが、良い事、難しかった事、これからの課題も含め色々な発見がありとても良い経験ができました。
また、ポポタムさんの怒涛の宣伝ツイートのおかげで色々な方と出会えた事も良い経験でした!
ここでの発見を活かして、また次の展示に向けて制作に励んで行きます!
<展示風景>
<展示を終えて>
個展「借形庭園」にご来場頂いた皆様ありがとうございました。
お天気にも恵まれ沢山の方にご来場頂き、大変楽しい時間を過ごせました。
展示を終えて感じた事、考えた事を振り返ってみたいと思います。
まず、今回の個展のタイトル「借形庭園」ですが「借形」は本来「借景」が正しい書き方です。
しかし、本展にあたり作品制作のコンセプトを考える中で、色々な風景から形を借りてきて新たな1つの風景を作り上げるという事から、「借形」とした方がしっくりくると思い、このタイトルとしました。
さらに、作品個々がまた新たな1つの形となって、展示空間全体も新しい1つの風景となるように見立てて構成してみました。
今回で3回目の個展となりましたが、本屋さんが併設されているとは言え作品の他に物がない空間、ホワイトキューブで個展をするのは初の試みでした。
この展示を通して、いつも悩みに思っている「作品の強さが無い」という事について、少し解決策が見いだせたのかなと思います。
公募展やグループ展のように、「画材的にもテーマ的にもパッと見で強い作品」が他に無い状況だったので、自分の作品をじっくり見てもらう事ができました。
作品をじっくり見てもらえる事で、自分のコンセプトを始めとして複雑な色の重なりや、色鉛筆の画材としての良さなど、見た人に色々と感じてもらえる事が多かったように思いました。
パッと見の印象は弱くても、じっくりと見てもらう事で、見ているうちにじわじわと育ってくる作品の強度、という在り方もあるのではないかと思いました。
また、作品間でも関わり合いを持つ事で、展示空間全体として作品の強度を底上げする事も可能ではないか、という思いも生まれました。
会場であるブックギャラリーポポタムさんにもとても良くして頂き、作家さん、コレクターの方、編集の方など、様々な出会いの機会も頂きました。
とても刺激的で得難い経験ができました。感謝です!早く次の展示がしたいです!作品制作に励みます!
また、漫画家の真造圭伍さんと合作ができた事もとても嬉しかったです。
個人的な想いですが、機会があれば二人展もいつかしたいなぁと思っています。