展示のご報告

◆横山大河 個展 「百鼠」◆

会期 2013年10月22日(火)〜10月27日(日) 13:00-20:00
会場 道具と雑貨 はいいろオオカミ

南青山にあるお店「はいいろオオカミ」さんにて初めての個展を開催しました。
色々な思いから、ずっと”普通のギャラリーのホワイトキューブではない所で個展をしてみたい!”と思っていたので、 とても素敵な場所で展示をできて良かったです。発見やこれからの課題も見つかり大変良い経験ができました。 また、展示自体も楽しかったですが、色々な方と話したり、お客さんが来ない間、店主の方とポツリポツリと話す時間も とても好きでした。

<展示風景>

展示風景
展示風景
展示風景
展示風景
展示風景
展示風景
展示風景
展示風景

<この展示に対しての思い>
長いので、もしご興味がありましたらお読みください!

はいいろオオカミさんは、ロシアの古道具と雑貨、日本の古道具を扱っているお店です。 今回は、自分の絵と同時にお店の商品も陳列させるという見せ方で展示をさせて頂きました。
自分自身、普段、現代美術のつもりで制作を行っていますが、画材やモチーフなどの面から、多分に情緒的になってしまうことが多く、 色々な文脈とリンクして作品としての自律性を強めるという点で、現代美術の作品として、強度が薄いのではないかという思いが常にありました。(今もあります)
ですが、コンセプチュアルな作品を見ても、正直よく分からないという事も多々有り(僕の勉強不足や資質の問題もあると思うのですが…) やはり自分が確かに実感できるもので、ここは1つ展示をしてみたいと思っていました。
ホワイトキューブという様々な要素を排した空間で、作品のみを見せるのではなく、 こういったお店を展示場所に選んだのには、自分の作品の傾向として表れる情緒的な面をより強く見せたいという理由がありました。 雰囲気のみの絵になるのは怖いなぁとも思うのですが、また反省もありますが、今回は振り切ってやれて良かったと思っています。
今後も自分が実感できることをやっていきながら、またその範囲を拡げて行くことも意識しながら制作活動や展示を行っていきたいと思います。
長々と読んで下さった方、ありがとうございました!